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電子レンジでチンするだけで銀細工を作るページ アートクレイシルバーは通常ガスコンロを使って銀粘土から銀製品に焼成するのが一般的手法です。ですがここ最近ではオール電化のご家庭も増えて、ガス設備がないところも増えてきました。また、ガスは家まで来ているけど、コンロはIHクッキングヒーターに換えたご家庭も増えています。単純にカセットボンベ式のガスコンロを購入すれば事足りるのですが、ガスは危険だから扱いたくない方も意外と多いです(ガスの危険性についてはたくさんの場所で議論されていますし、各ご家庭のポリシーというものがありますのでここでは言及いたしません。)。 さて、今まで「ガス器具を使うのはイヤ」ということで、アートクレイシルバーを諦めていた方にお勧めなのが、このページで紹介する電子レンジで簡単にアートクレイシルバーができる方法です。 ■必要な道具 ▲あると便利な物
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作品の大きさを紙に写す
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アートボックスに作品をセットする
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電子レンジで昇温させる
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焼成する
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焼成後に十分焼成できているかを確認するために完全に乾燥させた作品の大きさを焼成前に紙に写します。 アートクレイシルバーは焼成により長さ8〜10%収縮します。焼成後、作品が焼成できたかどうかを収縮で確認しますので、焼成前に必ずこの作業を行ってください。 |
アートボックスの中央にセラミックペーパー(カオウールブランケット)を敷いて、その上に完全に乾燥させた作品を起き、ふたをします。 アートボックスはご使用前に必ず3〜4分間空焼きをしてください。空焼き後は本体が常温に戻ってからご使用ください。 加熱後のアートボックスは高温になっておりますので必ず軍手等をご使用の上、やけどなどに十分注意してください。 |
作品の入ったアートボックスを電子レンジの内部中央に置いて、タイマーをセットしてアートボックス内部の温度を上昇させます。 タイマーが切れたら(レンジ庫内のライトが消えた状態)、すぐに上部の穴の壁面が熱によりうっすらとオレンジ色になっているか確認します。オレンジ色になった状態で昇温完了です。 |
アートボックスのフタ上部の穴の側面がオレンジ色にあったことを確認できたら、タイマーを素早く再セットして作品を焼成します。 ※穴の壁面がうっすらとオレンジ色になったところで昇温完了。その後素早く焼成時間を再セットし、焼成を開始します。 |
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取り出して冷却する
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作品の大きさを確認する
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仕上げ作業をする
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(4)の加熱が終わったら、焼成完了です。軍手等を着用してすぐに電子レンジからアートボックスを断熱材の上に取り出します。 取り出したらフタは取らずに20〜30分ほどさましてください。 注:熱いウチは絶対にフタを取らないでください。アートボックスの劣化の原因となります。 |
作品が十分に焼成できたかを確認します。(1)で焼成前の作品の大きさを写した紙と焼成後の作品の大きさを照らし合わせて、焼成後の作品が焼成前よりも長さにして8〜10%ほど収縮していれば焼成成功! もしこの収縮が認められなかった場合は焼成不足ですので、十分収縮がみられるまで(2)〜(5)の手順で最小制してください。 |
焼成後の作品は表面の銀が結晶化し、真っ白になっています。ワイヤーブラシやスポンジ研磨剤などで研磨して磨くことで美しい銀の輝きが得られます。 |
「昇温」はアートクレイシルバーを焼成する前に行う予備加熱です。銀粘土をセットせずにアートボックスのみを暖めます。アートボックスのみを暖めることで、「焼成」時の加熱ムラを無くし、きれいに焼成するための重要な作業です。 昇温時間は右の表の時間(500W)でセットし、加熱中は上部穴の色の変化を確認するため目を離さぬよう十分ご注意ください。目安の時間が終わってもオレンジ色にならない場合は1分間ずつ加熱時間を追加してください。(使用ごとに変化しますのでご注意ください) アートボックスを直接電子レンジ内(ターンテーブル)におかずにセラミックウールのボードタイプまたはブランケットタイプをアートボックスの下に敷くことで、より電子レンジに熱の負担をかけずに加熱を行うことができます。 店長のコメント: |
注意:昇温時間は電子レンジのワット数が500Wよりも小さかったり、アートボックスが劣化してくると長くかかります。また、ワット数が大きい物や、連続しようにより本体が十分に暖まっている場合は昇温時間は短くなります。 |
「焼成」はアートクレイシルバーを加熱して銀粘土から純銀にする行程です。 焼成時間は上の表の時間(500W)でセットし、加熱中は上部穴の色の変化を確認するため目を離さぬよう十分ご注意ください。目安の時間が終わってもオレンジ色にならない場合は1分間ずつ加熱時間を追加してください。(使用ごとに変化しますのでご注意ください) 右記データは空焼きを行ったあと、さめた状態の新品のアートボックスを使用して厚さ1〜3mm程度のテストピースを500Wの電子レンジを使用して焼き上げた場合の焼成時間の目安です。 注意 : 右記の時間を超えた焼成を行いますと、作品を溶かしてしまいますので十分にご注意ください。また、電子レンジ自体を傷める原因となります。また、電子レンジによって焼成時間は異なります。右の時間でも作品が溶けてしまう可能性がありますので、事前にテストされることをおすすめいたします。 店長のコメント: |
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